松田博厩舎は
ハープスター不在にもかかわらず
秋華賞で4頭を出走させる。
「せっかくなので
セウアズールが抽選で通って4頭出したかった。それがかなって嬉しいね」と松田博師。
松田博師がかねてからその潜在能力を高く評価しているのは
サングレアル。追い切りでは川田騎手(レースで騎乗するのは戸崎騎手)が騎乗し
菊花賞出走予定の
タガノグランパと併せ、馬なりのまますんなり先着した。この内容に指揮官は「これでいい。ビッシリやれた」と納得の表情。
目下の悩みは、カイバを食べてもなかなか身にならないことだ。
「カイバを食べる量は食べたり、食べなかったり。でも、まだ食べた分だけ身につかない。レース当日、前走と同じくらいの体で出られれば。とにかく、これ以上減らないで欲しい」
紫苑Sを勝った
レーヴデトワール。追い切りはウッドチップコース、単走で終い気合をつけられる内容。しっかり伸びて状態の良さを披露した。
「春は
オークスが除外になったのが残念。
紫苑Sで権利がとれてよかった。春に比べて走りが力強くなってきた。道中はジワッと進めて末脚を生かせれば」
タガノエトワールは
ローズSで権利をとっての参戦。
「春は爪の不安があり、苦しがっていた。でも今はそれが良くなり、すんなり動けるようになった。ようやくもともと持っていた力を出せるようになって良かった」
無事、抽選を突破した
セウアズールにも期待がかかる。
「カイバ食いが良くなってきた。レースを使って体も締まってきたのもいい」(取材・写真:花岡貴子)