現地時間18日、
オーストラリア・コーフィールド競馬場で行われた
コーフィールドC(3歳上・GI・芝2400m・18頭立て・1着賞金175万豪$)に、日本の
アドマイヤラクティ(牡6、栗東・
梅田智之厩舎、ザカリー・パートン騎手)が出走。
トップハンデとなる58キロを背負って出走した
アドマイヤラクティはスタート後に一度後方まで下げ、向こう正面で中団までポジションを押し上げた。3コーナー過ぎから徐々に進出を始めると、4コーナーは大外を回り、直線では外から一気に追い込み、ゴール前で早め先頭から粘る
ライジングロマンス(牝4、新・D.
ローガン厩舎、J.マク
ドナルド騎手)を捕らえ、優勝した。3着はK.マカヴォイ騎手騎乗のルーシャ
ヴァレンティーナ(牝4、K.リース厩舎)。勝ちタイムは2分32秒12。馬場状態はGood。
アドマイヤラクティは
ハーツクライの初年度産駒。重賞初制覇が5歳の昨年
ダイヤモンドSと遅咲きだったが、その後は
ジャパンCで
ジェンティルドンナから0.1秒差の4着など一線級相手に健闘を続けていた。今年の
天皇賞・春に大敗(13着)した後、放牧に入っていたが、7月に豪州遠征を陣営が表明。遠征の大目標は次走・
メルボルンC(豪GI、11月4日・フレ
ミントン、芝3200m)となるが、その前哨戦ながら伝統のある国際GIを制し、海外で念願のGIホースとなった。
【日本馬プロフィール】
◆
アドマイヤラクティ(牡6)
騎手:Z.パートン
厩舎:栗東・
梅田智之父:ハーツクライ母:アドマイヤテレサ母父:エリシオ馬主:近藤利一
生産者:ノーザン
ファーム
通算成績:27戦7勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2013年
ダイヤモンドS(GIII)