昨年の
菊花賞馬
エピファネイアは、今季初戦の
大阪杯で3着、クイーンエリザベスII世Cでもはじけ切れず4着に終わった。福永は「
大阪杯も香港遠征でも伸び切れなかったが、能力的にあんな馬ではない」と力負けでないことを強調。反撃に向けての1週前追い切りは、栗東CWで5F68秒0-12秒1(馬なり)をマーク。2週前に序盤から意欲的に攻めて、今週は馬のリズムに合わせた内容。好調時と遜色のない雰囲気だ。福永は「順調。具合は上向いている。春に比べて動きにメリハリがあるね。東京二千は合うと思うし、ここでどんな走りをしてくれるか楽しみ」と期待を寄せる。
キズナと幾度となく接戦を演じた実力馬。世代のトップ級が顔をそろえた一戦で、その力を見せつけたいところだ。
春は
ドバイシーマクラシックで10着に惨敗。帰国後も
ヴィクトリアマイル7着、
宝塚記念5着とひと息の結果に終わった
デニムアンドルビー。夏場は充電にあて、立て直しが図られた。4カ月ぶりの実戦となるが、1週前追い切りでは、栗東CWで6F87秒1-11秒5(仕掛け)をマーク。3頭併せの内から反応鋭く抜け出し、特筆ものの伸び脚を披露した。高田助手は「前走後は、時間をかけてしっかりと調教をしてきました。春先に比べて体の張りが良くなったと思います。いい時の状態に近づきつつありますね。東京の2000mは合っているし、末脚を生かせれば」と舞台変わりを歓迎する。昨年の
ジャパンCでは大外から強襲し、
ジェンティルドンナに鼻差まで迫った実力の持ち主。直線の長い東京コースで力を存分に発揮し、再び脚光を浴びる。
提供:デイリースポーツ