復権を狙う
ジェンティルドンナが栗東坂路で躍動した。単走追いで4F52秒9-38秒8-12秒5をマークした。坂路で4F60秒を切る時計を出したのは7本目。追うごとに勝負モードへと変化している。「順調です。レースが近いと馬が感じている」。
宝塚記念以来となる実戦にも、石坂師は不安なしを強調した。
牝馬3冠にJC連覇。今春には
ドバイシーマクラシックを制しGI6勝。前走は9着に敗れたが、その栄光が色あせることはない。「東京は走っているので心強い。7冠目というよりも何とかこの天皇賞を勝ちたいという思い」と指揮官。昨年は2着に敗れただけに「悔しい思いを晴らしたいと思う」とリベンジを誓った。
初コンビの戸崎圭は2週前、1週前と2度追い切りに騎乗。「すごく根性がある馬。頼もしいし、不安なくレースに臨める。自分が邪魔をしないように乗りたい」と好感触をつかんでいる。今回、勝利を決めれば
ブエナビスタ(14億7886万9700円)を超えて総獲得賞金で牝馬トップになる。東の名手がGI7勝目へと導く。
提供:デイリースポーツ