3日(祝月)、
盛岡競馬場(曇、ダート:重)で第4回
JBCレディスクラシック(JpnI、ダート1800m、16頭立て)が行われ、2番人気に推された
サンビスタ(
JRA)が従来の記録を1秒4短縮する1分49秒3のレコードで快勝。新女王の座に就いた。
5番人気だった最内1番ゲートの
コーリンベリー(
JRA)がゲート内で座り込み、ファン
ファーレの生演奏と枠入りがやり直しになるハプニングがあった
JBCレディスクラシック。好ダッシュを見せたのは
コーリンベリーと4番人気の
ブルーチッパー(
JRA)の2頭。内枠だった
コーリンベリーが先手を主張して、向正面へ。
ブルーチッパー、
コウギョウデジタル(岩手)が逃げ馬をマーク。
アクティビューティ(
JRA)、
サンビスタ(
JRA)、
マイネエレーナ(浦和)、1番人気の
ワイルドフラッパー(
JRA)までが好位、3番人気の
トロワボヌール(
JRA)は中団を追走した。
4コーナーの出口で
ブルーチッパーが先頭に立つと、
ワイルドフラッパーが直線半ばで交わしに出る。さらに、残り150mで
サンビスタが並びかけ、100mを切るあたりで
サンビスタが抜け出してそのままゴールへ。中団から伸びた
トロワボヌールがゴール前で2着に上がり、
ワイルドフラッパーは3着で、上位人気3頭の決着となった。
ブルーチッパーは5着、
コーリンベリーは9着。地方勢の最先着は
マイネエレーナの6着、地元の岩手勢では
カミノマーチが10着に入った。
サンビスタは
父スズカマンボ、
母ホワイトカーニバル(母
父ミシル)の5歳牝馬・黒鹿毛。
JRA栗東・角居勝彦厩舎の管理馬。今年8月の
ブリーダーズゴールドカップ(JpnII)で
ワイルドフラッパーを退け、2度目の交流重賞挑戦で初制覇。前哨戦だった
レディスプレリュード(JpnII)では
ワイルドフラッパーに敗れていたが、この
JBCレディスクラシックで初JpnI制覇を飾った。通算18戦7勝(中央14戦5勝)。
レース後のコメント(岩手県競馬組合のリリースによる)
1着
サンビスタ(
岩田康誠騎手)
「前に何頭かいる流れは
レディスプレリュードと同じで、理想的なポジションを取れました。
ワイルドフラッパーが動いたのを見て仕掛けたらいい感じで伸びてくれました。状態も良かったですし、馬場もまったく苦にしませんでした。自分ができることは競馬で勝って喜んでもらえることです。これからも東北にできるだけ足を運びたいと思っています」
2着
トロワボヌール(
田中勝春騎手)
「残念でしたけど、頑張って走ってくれました。これからもっと力をつけていくと思いますし、流れ一つで勝利できるチャンスもあるでしょう」
3着
ワイルドフラッパー(
蛯名正義騎手)
「スタートでつまずいたのが痛かったです。自分から追いかける形になり、相手のペースで競馬が進み、流れが厳しくなりました」
ラジオNIKKEI