5日、
ウインバリアシオン(牡6、松永昌厩舎)が栗東トレセンに帰厩した。
屈腱炎のため1年8ヶ月休養していたときの体重増は50キロだったが、今回はプラス30キロとのこと。
「前回は休養が長すぎて走るための筋肉がげっそりと落ちてのプラス50キロ。そのせいか、数字のわりには太くは見えなかった。しかし、今回はプラス30キロだが見た目はぽってりしている。これは走るための筋肉は維持したまま、その上に脂肪がのっているからだろう」と中山助手。
ウインバリアシオンはひさしぶりのトレセンに気持ちが高ぶったのか、何度となくからだを揺らして気合が乗った素振りを見せていた。
次走は
金鯱賞を予定。二度の屈腱炎を克服するのは並大抵のことではないだろう。それでも陣営はそれを承知の上で、GIを見据えての調教を課していく。
「年齢的にも残るチャンスはそう多くはないでしょう。でも、
オルフェーヴルとあれだけ戦ってきた馬ですからね。
バリアシオンの
プライドのために一生懸命頑張ります」(中山助手)
(取材・写真:花岡貴子)