京都の借りは京都で返す。前走の
秋華賞で2着に敗れた今年の
オークス馬
ヌーヴォレコルト。斎藤師は「前走は京都の内回り。(4)番枠でいいところに入ったと思ったが、それがあだになってしまった」と前走の敗因を分析。「今度は外回りだし、古馬相手でも力差はないと思っている」と意欲を見せた。1週前追い切りは岩田を背に美浦Wで5F69秒0-12秒1(G一杯)。しまい重点の内容とはいえ、伸びはシャープ。好調をキープしたまま古馬との初対決に挑む。
府中牝馬Sを制した
ディアデラマドレ。条件馬の身で挑戦した昨年のエ女王杯は9着に敗れているが、「去年はまだ精神面が幼かったが、今はだいぶ大人になっています」と高田助手はこの1年の成長を実感。栗東CWの1週前追い切りでは3頭併せで6F84秒0-12秒1(馬なり)を記録し最先着。目下の充実ぶりがうかがえる内容で、躍動感のあるフォームからは気力がみなぎっている。「前走を勝ったあと、出来はさらに良くなっている感じ。外回りコースなら馬群をさばきやすいし、良馬場で切れ味を生かせれば」。
母ディアデラノビアも(3)(4)着と苦杯をなめた因縁のレースだけに、なおさら力が入るに違いない。
提供:デイリースポーツ