11月23日(日)に京都競馬場で行われる
マイルCS(GI・芝1600m)に美浦から出走予定の2頭について、最終追い切り後に関係者に話を聞いた。
ロゴタイプ(牡4・美浦・
田中剛厩舎)について、
田中剛調教師。
「前走の
毎日王冠(GII・芝1800m・6着)からこのレースまで時間がありましたので、原点に戻った感じで常歩など普段の運動から確認しながら調整をしてきました。先週は自分が乗ってウッドチップコースで追い切りましたが、気合いも乗っていましたし、4本の脚をしっかり使って走っていて、フットワークも良かったです。
先週コースで追っていますので、今日(11/19)は坂路で追い切りました。追い切る前は自分で下のコースで乗りましたが、フラットワークの動きも良かったですよ。途中で乗り替わって、追い切りは助手が乗りましたが、馬場が良くて時計が出やすかったとはいえ、最後の1ハロン12秒1が出ていますし、終いの反応も良かったです。前回乗ってくれた皇成(三浦騎手)が遊ぶところがあると言っていましたので、遊ばないようにリングバミに替えました。以前はまだトモがしっかりしていなくて、膝も緩かったのですが、ここに来て体もしっかりしてきましたので、リングバミを装着して乗りやすいように矯正をすることにしました。
今日もわざとAコース(南馬場の最内のコース)に出してみましたが、ダーッと走らずにちゃんとダクから入っていけましたし、坂路でもしっかり止めてからキャンターに下ろせました。だいぶ良くなってきましたし、遊ぶところも解消されてきたと思います。従順ですし、京都コースも問題ありません。
皐月賞の時のように、3コーナーからスーッと動いて、流れに乗った競馬ができればと思います。このあたりで存在感を示してほしいですね」
エクセラントカーヴ(牝5・美浦・
堀宣行厩舎)について、橋本篤典調教助手。
「メインの追い切りは先週末(11/16)に済ませていますので、今週(11/19)は坂路でサラッとやりました。先週の中日は
テンションが上がり過ぎていましたが、それもだいぶ落ち着いてきました。これまでは中間に
テンションが高くても、レースでは折り合いがついて走ってくれていましたので、
テンションが高くても問題はないと思います。前走の
京成杯AH(GIII・芝1600m・15着)は外を回ってなし崩しに脚を使い、脚が溜まりませんでした。後ろで折り合いがつけば、終いは良い脚を使ってくれると思います」(取材・写真:佐々木祥恵)