11月24日(月)に東京競馬場で行われる新馬戦でデビューする美浦所属の2歳馬を3頭ピックアップして取材した。
東京4R 牝馬限定 芝1600m
ヴェールデローザ(牝2・美浦・
斎藤誠厩舎)
父ネオユニヴァース 母オメガスピリット 母
父スピニングワールド半姉に今年の
オークス馬・
ヌーヴォレコルト斎藤誠調教師
「9月末から姉の
ヌーヴォレコルトと栗東に滞在していましたが、納得いく良い状態でデビューさせたかったので、東京まで待ちました。乗り込みも十分です。
ネオユニヴァースの牝馬ですから、気性が荒い面もありましたが、いろいろな経験をして落ち着きも出てきて良くなっています。右にモタれるところもありましたが、真っ直ぐ走れるようになっていますし、行きたがる気性をおさえられるようになりました。運動の時も、横に馬が来ると立ち上がるなど、気性の強さがあります。そのあたりは姉に似ていますね。能力は良いものを持っていますが、まだ体がついてこない部分もあります。ただ気が強い馬ですから、実戦向きかなと思っています」
東京5R 芝1800m
グランシルク(牡2・美浦・
戸田博文厩舎)
父ステイゴールド 母ルシルク 母父Dynafomer
戸田博文調教師
「血統的にも期待しています。
テンションが上がらないように気をつけなければならない部分がありますし、先週、先々週としっかりやっていますので、今週はサラッとやりました。息もできていますし、良い競馬ができるのではないでしょうか。半兄の
クロムレックはダートで良績がありますが、こちらは父が
ステイゴールドになって、体もシャープですし、芝でもやれると思います」
トラキアンコード(牡2・美浦・
斎藤誠厩舎)
父マンハッタンカフェ 母レッドルンバ 母
父Red Ransom斎藤誠調教師
「雄大な馬格をしています。
マンハッタンカフェ産駒でゆるいところもありますが、徐々に時計を詰めてきています。以前は太くてノドも少し鳴るようなところもありましたが、調整が進むにつれて、そのあたりもクリアになって、ノドも大丈夫ですし、動きもシャープになりました。良い素材だと思います」(取材・写真:佐々木祥恵)