「2歳新馬」(京都5R・芝2000m)
主導権奪取から突き放した。血統馬が集った一戦は2番人気の
サトノゼファー(牝、
父キングカメハメハ、栗東・松田国)が2分3秒8のタイムで快勝。スタートを決めてハナに立ち、直線を向いても後続の追撃を許さなかった。祖
母ロンドンブリッジは98年の
桜花賞2着馬で、
母ダイワスピリットは04年の
オークス馬
ダイワエルシエーロの異父妹にあたる。良血馬が力強く第一歩を記した。なお、半馬身差の2着は勝負どころで4番手まで押し上げて勝ち馬を追った4番人気の
スペリオルラスター。11年の春の天皇賞馬
ヒルノダムールの全弟で1番人気に推された
ヒルノリヴァプールは3番手から差を詰め切れずに、さらに1馬身3/4差の3着だった。
「どこからでも運べて、コントロールのしやすい馬」と岩田はうなずくと、松田国師は「1回使ったことで(気性の)危ない面が出てこなければ」と今後の課題を口にした。
提供:デイリースポーツ