「2歳新馬」(東京5R・芝1800m)
ゴールした瞬間、場内に拍手の嵐が巻き起こった。良血馬がそろった注目の一戦は、6番人気の
カボスチャン(牝、
父タニノギムレット、美浦・牧)がV。鞍上の後藤は落馬負傷から復帰後17戦目にして勝利を飾った。道中は好位の4番手を追走。直線では前を行く3頭の外を鋭伸すると、内外から迫った2、3着馬を振り切って先頭でゴールを駆け抜けた。勝ちタイムは1分52秒0。1番人気
グランシルクは中団からよく差を詰めたものの、首差の2着が精いっぱい。さらに首差の3着には8番人気の
プレイヤーハウスが入った。なお、
アメリカンストームは発走直前に馬体に故障を発症し、競走除外となった。
「返し馬の時から状態の良さを感じていた」と後藤。2着馬に首差まで詰め寄られたが「直線を向いてからも冷静だった。来年のクラシック戦線へ乗せていけるようにしたいね」と期待を膨らませていた。
提供:デイリースポーツ