12月6日(土)に中山競馬場で行われる
ステイヤーズS(GII・芝3600m)に出走予定の美浦所属各馬について、関係者に話を聞いた。
クリールカイザー(牡5・美浦・
相沢郁厩舎)について、
相沢郁調教師。
「前走の
アルゼンチン共和国杯(GII・芝2500m・2着)は、途中から押し出されるように単騎で行く形になってしまいましたし、あれでは仕方ないですね。前走後も順調です。去年もこのレースで5着に来ていますが、あの頃に比べると気性も大人になりましたし、力もつけていますよ。今週(12/3)も先週に引き続いて調教駈けする
マイネルミラノ(牡4・1600万)と併せ馬で追い切りましたが、動きは良かったですね。東京より中山の方が実績がありますし、昨年も5着に来ていますから3600mも心配していません」
ホッコーブレーヴ(牡6・美浦・
松永康利厩舎)について、
松永康利調教師。
「前走の
アルゼンチン共和国杯(14着)は休み明けでしたから、太めで気合い不足もありましが、外を回されて脚もたまらなかったですからね。気持ちにスイッチが入っていなかったと、田辺騎手も言っていました。今日(12/3)はこれまでしていたメンコを外して追い切りましたが、メンコがなくても問題なく動いていてくれましたし、最後もグイッと前に出て良かったと思います。騎乗した原田騎手も、最後まで気合いが入っていたと言っていました。追い切りとしては成功だったと思います。あとは2周目から動くような展開になってくれればと思います」
モビール(牡6・美浦・
武市康男厩舎)について、
武市康男調教師。
「攻め駈けするタイプではありませんが、先週重く感じたので今日(12/3)は強めにやりました。前走の
アルゼンチン共和国杯(6着)の時は状態が良かったので、その状態を維持できればと思います。あとはスタートをうまく決めてほしいですね」
ケイアイチョウサン(牡4・美浦・
小笠倫弘厩舎)について、
田中勝春騎手。
「今日(12/3)はほぼ馬也でしたが、直線は伸ばす感じでやりました。状態は悪くないと思います。稽古では乗り難しいという感触はありませんでしたし、長距離も良いのではないでしょうか。瞬発力がある馬なので、中山コースも合っていると思います。この馬の良さが生きる展開になってほしいですね」
ネオブラックダイヤ(牡6・美浦・
鹿戸雄一厩舎)について、
鹿戸雄一調教師。
「以前このレース(2012年・9着)を使った時よりも、力をつけていますし、折り合いにも進歩が見られます。追い切りの動きも良かったですし、状態は良さそうですから、あとはリズムよく運べれば良いですね。2走前(
レインボーS・1600万下・芝2000m)に勝った時のように、ハナに行っても良いと思っています」(取材・写真:佐々木祥恵)