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ホッコータルマエが悲願のV、幸「やっと勝たせてあげられました」/チャンピオンズC

デイリースポーツ
  • 2014年12月08日(月) 12時00分
 舞台も競走名も新たに生まれ変わった砂の頂上決戦で悲願をかなえた。「第15回チャンピオンズC・GI」(ダート1800m)は7日、中京11Rに16頭で争われ、2番人気のホッコータルマエ(栗東・西浦)が2番手から抜け出す正攻法の競馬で優勝。交流GI5勝を含めて重賞9勝の実力馬ながら、中央では前身のJCダートでは2年連続で3着、今年のフェブラリーSでも2着と頂点に届いていなかったが、1分51秒0のタイムで待望のタイトルを獲得した。なお、半馬身差の2着は8番人気ナムラビクター、さらに3/4馬身差の3着は3番人気のローマンレジェンドだった。なお、1番人気のコパノリッキーは中団から伸びを欠いて12着に終わった。

 戦国ダート界の天下統一を果たした。新たな決戦の場となった桶狭間で、勝ちどきを上げたのはホッコータルマエ。幸が「本当に長かったです。必死でした」と振り返るダートでは西日本最長を誇る410.7mの直線を33発のステッキでしのぎ、悲願のゴールへ。待望の中央GI初Vに「やっと勝たせてあげられました。去年は勝ちたい気持ちが強過ぎて、勝てませんでしたから」と喜びで全身を震わせた。

 次は東京大賞典(29日・大井、ダート2000m)でGI7勝目を狙う。「その後は昨年と同じく川崎記念フェブラリーS、そしてドバイWCに行きたい」と西浦師が決意を新たにすれば、幸も「GIをもっともっと勝ちたい」と力強く宣言した。ようやく中央GIの勲章を手に入れ、名実ともに砂上の王者として君臨し続ける。

提供:デイリースポーツ

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