小倉2歳Sの勝ち馬
オーミアリス。「
ファンタジーSには間に合わなかったが、仕上がり早のタイプですからね」と藤沢則師が言うように、前走から間隔はあいたが出来に不安はない。栗東CWの1週前追い切りは、国分優を背に6F81秒5-12秒2(一杯)。デビュー前の新馬に遅れた先週より、動きがグンと良化しており、大一番へ向けて抜かりのない調整ができている。「1週前の動きは良かったし、この分ならいい状態で出走できそう。しまいがしっかりしているので、距離はこなせると思います」。決してスピードタイプではなく、血統面からも距離延長はプラス材料。久々の不利を克服できれば、好走しても驚けない。
からまつ賞を勝った
ショウナンアデラは、終始楽な手応えで牡馬を圧倒。「順当勝ちだね。いい内容だったと思うよ」と蛯名も笑顔でレースを振り返る。まだ脚元が弱く、強い調教を課されていないなかでの連勝劇。今回も間隔が詰まっているため、中間の追い切り時計はないが、「デビュー当時から素質は高いと思っていた馬。まだ体が丈夫ではないけど、順調にきていると聞いている。あとは無事にレースまでいってくれれば」と主戦は前を向く。初めての長距離輸送をこなせれば、楽しみな一頭だ。