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トーセンスターダムが差し切り、武豊「もともと能力の高い馬」/チャレンジC

デイリースポーツ
  • 2014年12月14日(日) 12時00分
 輝きを取り戻した。「第65回チャレンジC・GIII」(芝1800m)は13日、阪神11Rに12頭で争われ、5番人気の3歳馬トーセンスターダム(栗東・池江)が鮮やかに差し切りV。クラシック候補に挙げられた素質馬が2つ目の重賞タイトルを獲得した。無傷の6連勝を狙った1番人気のエイシンヒカリ(9着)が主導権を握り、前半5F通過が58秒8。やや速めの流れを後方2番手でじっくり構えて、直線で外めに持ち出すと、久々に本来の末脚を発揮。武豊の左ステッキに呼応して脚を伸ばし、ゴール前で計ったように抜け出した。勝ちタイムは1分45秒9。写真判定の末、勝ち馬から首差の2着は同着に。インから伸びた9番人気の伏兵デウスウルトと、中団から差を詰めた2番人気のフルーキーが分け合った。

「うれしいですね。道中はいい感じでしたし、馬場状態のいい外に出せた」。武豊は会心のエスコートに胸を張った。

 クラシック3戦はいずれも人気の一角に推されたが、ダービー(16着)で内ラチに激突して失速するなど、思うように結果が出せなかった。今回は菊花賞(8着)からひと息入れての再スタート。兼武助手は「腰の感じも良くなってきていた」と指摘する。

 今後のローテは未定。始動は年明けが有力視される。「ようやくこの馬らしいレースができました。もともと能力の高い馬。これをきっかけに来年、活躍できるようになるといいですね」と武豊も飛躍を期待している。

提供:デイリースポーツ

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