2連勝と波に乗る
ダノンプラチナ。特に前走の
ベゴニア賞は、他馬の追いだしを見る余裕があったほどの楽勝劇。強豪が集結するGIでも勝ち負けできる能力の持ち主だ。「繊細で牝馬のような性格。1週前の10日は追い切りをせずに、11日に栗東へ移動した」と国枝師。この中間は追い切りを行っていないが、「早めに移動して現地で滞在する効果が出そうなタイプ。馬の様子を見て当週の調整をすれば、いい状態で臨めると思う」と指揮官は意に介さない。新馬戦2着のあとに連勝、そして
ディープインパクト産駒、蛯名が騎乗というのは、まさに先週の阪神JFを勝った
ショウナンアデラと同じ。2歳牡馬チャンピオンの座も関東馬が手中に収める。
デイリー杯2歳Sを制した
タガノエスプレッソ。栗東CWの1週前追い切りでは、シャープな伸びを披露して6F83秒2-12秒1(一杯)をマーク。古馬に0秒2先着と、目下の充実ぶりをアピールした。「前走時よりも中間の動きはいいと思う。体もふっくらとしていい感じです」と山口助手。「一戦ごとに内容が良くなっているし、力をつけていますね。(レースには)注文がつかないタイプで、コース変わりも問題ないでしょう」と条件変わりも望むところだ。先行、差しと自在の立ち回りができるのは強み。伸び盛りの菱田とともに
ビッグタイトルを手に入れる。
提供:デイリースポーツ