無傷3連勝で世代ナンバー1を狙う。関東期待の血統馬
ブライトエンブレムは、先月21日に栗東トレセン入り。着々とメニューをこなし、万全の態勢で決戦の時を待っている。「栗東に来た当初から環境に戸惑うこともなかった。ここまで問題はないです」と本田助手は胸を張った。
父は03年
皐月賞、ダービーを勝った2冠馬
ネオユニヴァース。母は08年
秋華賞馬
ブラックエンブレム。父、そして母の
父ウォーエンブレムのイメージから激しい気性かと思いきや、普段は至って手のかからない優等生だ。
「2歳馬離れした落ち着きがあるし、普段は存在を消しているみたい」と同助手は目を細める。受け継がれた爆発力は余すところなく実戦で発揮。初戦、
札幌2歳Sとも後方から運び、目の覚めるような大外一気を決めている。「(レースまで)順調にいければ、結果はついてくると思う」と大一番に期待を膨らませた。
13日には栗東に駆けつけた小島茂師自らが騎乗し、栗東坂路で4F58秒5-41秒3-12秒3をマーク。「無敗でGIに行けるなんてなかなかないこと。広い阪神の千六はいいと思うし、楽しみだね」と指揮官も意欲満々だ。舞台は今年から持ち味の生きる阪神マイルに。これまでの2戦と同様、自慢の末脚でタイトルをかっさらう。
提供:デイリースポーツ