12月28日(日)に中山競馬場で行われる第59回
有馬記念(GI・芝2500m)に出走する
フェノーメノ(牡5・美浦・
戸田博文厩舎)について、戸田調教師に取材した。
「今日(12/24)は、ウッドチップコースで単走で追い切りました。先週は田辺騎手に乗ってもらいましたが、ジョッキーの感触も良かったですね。1週前としては、若干掛かる感じがあり、ここ3走の中では1番躍動感がありました。今週も追い切りに向かう時はうるさい面も見せていましたし、気合いも乗っていました。逆に前2走が少しボーッとしていた感じもあったので、やっとスイッチが入ったという感じです。休み明けのイレ込んでいるのとは違いますし、今週の追い切り自体では引っ掛かるところはありませんでした。
前2走(天皇賞14着、JC8着)は、ジョッキーが替わったり、噛み合わない部分がありましたが、今回は気合い乗りも良いですし、動きにも気迫が出てきたと思います。中山コースは、2歳から3歳の前半にかけて、あまり成績が良くない時期もありましたが、昨年の
日経賞(GII・芝2500m)で完勝していますし、馬場的には問題ありません。ここ2戦が不甲斐ない競馬でしたが、最後に良いジョッキーも確保できましたし、しっかり頑張って挽回してほしいです」(取材・写真:佐々木祥恵)