なかなか馬名を呼ばれない。次々と内枠が埋まっていくなか、ようやく14番目に松山康久元調教師が
エピファネイアの名前が入った
カプセルを引くと、枠順抽選会場からは「オーッ」とどよめきに近い声が沸き起こった。
チョイスしたのは7枠(13)番。川田は「(最初は)緊張しながら待っていたんですが、全く緊張感もなくなりました」と、じらされて苦笑いを見せる。折り合いが最大の鍵を握るだけに、前に壁をつくれない恐れがある外枠は微妙な感が強い。
希望の枠を引けなかったことに「何せ(既に)埋まっていましたから」と話せば、角居師も「見ての通り」と複雑な表情。鞍上は「とにかく我慢してもらって、直線まで辛抱してほしい。当日は(精神面が)すごいことになると思うので、何とか少しでも我慢してほしい」と、“我慢”という言葉を繰り返した。
提供:デイリースポーツ