調教師部門で全国リーディングに輝いたのは、54勝を挙げた
矢作芳人調教師(53)=栗東=。トップの藤沢和師に1勝差で迎えた最終週は、大挙16頭を送り込んで2勝をマーク。大攻勢が奏功し、見事に逆転を決めた。関西リーディングは09年に獲得しているが、全国は初。「ずっと目標にしていた。スタッフが強い気持ちを持ってやってくれましたね」と喜びを語る一方で、「今年は重賞を獲れなかった。もっと質を高めたい」と早くも来年を見据えていた。
騎手部門の全国リーディング1位は、146勝(うち重賞8勝)を挙げた
戸崎圭太騎手(34)=美浦・田島俊。2位の岩田に10勝差をつける完勝で、
JRA移籍2年目で早くも初の頂点に輝いた。「周りの方々の支えがあってこそ。ずっと意識していたのでうれしいです」と喜ぶ。9月7日に急逝した恩師の川島正行師(船橋)と生前に交わした「中央でもリーディングを獲る」との約束も果たし、「先生にも感謝の気持ちを伝えたいです」と感慨深げだった。
提供:デイリースポーツ