グランデッツァが充実ぶりを見せつけた。最終リハは栗東坂路で秋山を背に単走。外ラチ沿いを真一文字に駆け上がる。ラスト1Fで鞍上が左右からハミをかけ、
ゴーサインを出す。エンジンのかかりが遅い面を見せたものの、手綱をしごくとしっかりとスピードに乗り4F54秒4-38秒6-13秒2を計時した。
前走の
マイルCS3着時と比較し、鞍上は「変わりないですね。前回も少しもたついていましたし、それは今回も同じ。競馬場に行くとカッとなる馬ですが、今は落ち着いています」と好感触を伝える。見届けた平田師も「(2走前の)
毎日王冠からずっと体調がいい。前走を見ても京都マイルはいいし、斤量(57.5キロ)を背負うけど頑張ってほしい」と力強い。
鞍上の秋山は79年生まれの年男。「僕たちは賞金を稼ぐのが仕事。稼ぎたいですね。特別勝ちたいレースはないけど、自然と大きなところになるのかな。いい馬と巡り合いたいですね」と新年の誓いを立てる。一年の計は
金杯にあり-。悲願のGI獲りを狙うパートナーとともに、重賞制覇で好発進を決める。
重賞初制覇へ、
シェルビーが上昇気配だ。栗東坂路で単走追い。序盤はゆったりと入り、仕掛けると弾むような動きを見せた。4F55秒8-40秒8-12秒4。笹田師は「動きは悪くないね。上がり運動を見てきたけど、息の入りもいい。状態はいい」と納得の表情を浮かべる。「どこでも走るし、安定してきている。前走みたいな感じで折り合えれば」と期待した。
提供:デイリースポーツ