出世レースの
エリカ賞を制した
ベルーフ。「勝つには勝ちましたが、まだ口向きができていないし、全体的に馬が若いですね」と池江師は手厳しいが、それも期待の大きな馬だからこそ。12日の栗東坂路では4F55秒7-13秒5(馬なり)をマーク。この中間は大きめに数多く乗り込まれ、直前追いで態勢は整うはずだ。「ここまで順調に乗り込んでおり、状態は引き続き良好。能力はあるので、レースを使いつつ競馬慣れしてくれれば」。待望の重賞制覇を成し遂げ、クラシック戦線に名乗りを上げる。
東スポ杯2歳Sでは2番人気の支持を集めた
クラージュシチー。「しまいが甘くなったのは、まだ体全体を使って走れていない分でしょう」と高橋忠師は5着に敗れた前走を振り返る。1週前追い切りは菱田を背に栗東CWで6F84秒5-12秒6(一杯)。追われての反応がシャープで、気配も確実に上向いてきた。「まだ心身ともに成長途上ですが、高い能力を秘めている馬。休養効果で成長は感じるので、これから素質を引き出していきたい」。2着に10馬身差をつけて勝った未勝利戦が衝撃的。素質が開花すれば重賞でも勝ち負けになる。
提供:デイリースポーツ