7歳を迎えた
オーシャンブルーは前走の
有馬記念でしんがり負け。「体調自体は良かったが、外枠がかわいそうだった。ジョッキーも内に入れようとしてくれたけど、うまくいかなかったね」と池江師は敗因を分析する。1週前追い切りは栗東坂路で4F55秒3-12秒8(馬なり)。まだいいころの柔らかさはないが、道中の行きっぷりは良化してきた。「(
有馬記念は)走っていないし、ダメージはない。いい状態で出られそうだよ」。昨年は年明けの
中山金杯を制覇しているように、冬の中山は得意舞台。往年の
パワーがよみがえれば、まだまだ好走が可能だ。
金鯱賞で3着に敗れた
エアソミュールだが、「1角でごちゃついてハミをかみましたね。それでも最後まで踏ん張って、力は見せてくれました」と辻野助手に悲観の色はない。栗東CWの1週前追い切りでは、C.デムーロを背に6F80秒7-11秒9(一杯)と好時計をマーク。スピード感十分の動きで、追われると鋭伸。状態面は安定しており、「ジョッキーにしっかりと動かしてもらったし、これで体も気持ちも変わってくると思います」と陣営は前を向く。昨年は重賞2勝と、まさに飛躍の年。悲願のGI奪取へ向けて、新たなスタートを切る。
提供:デイリースポーツ