先週に引き続き、
北村宏司騎手が騎乗して追い切った
フェイムゲーム他、美浦所属各馬について取材した。
ウッドチップコースで併せた馬とほぼ併入でゴールした
フェイムゲーム(牡5・美浦・
宗像義忠)について、追い切り後に北村騎手に話を聞いた。
「先週、今週と追い切りに乗せてもらいましたが、1週前と変わったところは特にありません。ここのところトレセンで調整してきているせいもあり、馬はヤル気になっています。気持ちの面で心配な部分もあったので、精神面で走りたいという方向になっているのは良かったと思います。さほど反応するタイプではないので、追い切りの内容も大丈夫だと思います。中山の内回りがダメというわけではないのですが、外回りの方がこの馬には合っていると思います」
クリールカイザー(牡6・美浦・
相沢郁)について、相沢調教師。
「前走の
ステイヤーズS(3着)はスローの流れで前が詰まってしまい、うまく抜け出すことができませんでした。レース後は
有馬記念も考えましたが、ひと息入れてこのレースに目標を切り替えました。休んだことで、リフレッシュできて良かったです。先週、今週と2週続けてビッシリ追いましたが、動きも良かったですし、調子も良さそうです。昨年春の
湾岸Sで勝っているように、中山の2200mという条件も合っていると思います。鞍上は田辺騎手になりました」
ディサイファ(牡6・美浦・小島太)について、小島良太調教助手。
「JC(15着)後も在厩で調整してきました。休み明けで4着に来た3走前の
毎日王冠よりも、今回の方が状態が良いです。今日(1/21)の追い切りも、良いフットワークで走っていました。ただ今回はメンバーが強いので、どこまでやれるかですね」
セイクリッドバレー(牡9・美浦・高橋裕)について、高橋調教師。
「今日(1/21)の追い切りでは相手に遅れましたが、この馬に乗っていた助手よりも10キロ以上軽いジョッキーが併走馬に騎乗していましたから、遅れも心配していません。体調も良いですよ。ただ今回は相手が強いですからね」
マイネルディーン(牡6・美浦・
鹿戸雄一)について、鹿戸調教師。
「昨年夏を過ぎた頃から、馬がしっかりしてきて、折り合いもつくようになりました。距離も持つようになりましたし、スムーズな競馬が出来るようになりましたね。それが結果にも繋がってきています。前走は準OPの一戦(
グレイトフルS)でしたが、メンバーも揃っていましたし、その中で強い勝ち方をしてくれました。あの内容を見るとオープンでも楽しめると思います。先週末にも追っていますし、今日(1/21)の追い切りも予定通りにできて、仕上がりは問題ありません。重賞でメンバーが強くなるので、簡単ではないでしょうが、体調が良いので楽しみは持っています」(取材・写真:佐々木祥恵)