JRAへの完全移籍を目指す
ミルコ・デムーロ騎手(36)=イ
タリア=と
クリストフ・ルメール騎手(35)=フランス=が27日、千葉県白井市の競馬学校で
JRA騎手免許2次試験を受験した。2人は昨年10月1日に行われた1次試験を突破。この日は日本語による競馬関係法規、技術、一般常識などの口答試験に臨んだ。
昨年に続く2度目の挑戦で2次試験までたどり着いたM・デムーロは「ちょっと怖かった。人生で一番ドキドキでした」と言いながらも、その表情は終始笑顔。「(滞在している)香港にも日本人の友達がいるし、日本語をしゃべっていたから」と流ちょうな日本語で話し、手応え十分の様子だ。今後も2月いっぱいまで香港で騎乗するが、あらためて「日本の競馬は世界で一番。日本の騎手になるのはボクの夢です」と目を輝かせた。
一方、初受験で合格を目指すルメールは「ちょっと疲れました。毎日毎日、競馬の言葉を日本語で勉強してました。終わってホッとしています」とやや緊張の面持ち。昨年11月24日の京都12Rで落馬負傷(右ヒザ骨折など)し、現在は京都市内の病院でリハビリ中だが、「日本は馬のレベルが高いし、競馬場もいい。合格を祈ります」と語り、3月からの復帰を約束した。
合格発表は2月5日。M・デムーロは香港で、ルメールは京都で吉報を待つ。
提供:デイリースポーツ