試金石の一戦だ。
ネオスターダムが重賞に初挑戦する。昨年11月の未勝利戦を制して以来の実戦だが、1週前追い切りでは、栗東CWで5F68秒3-12秒1(馬なり)をマーク。以前よりも楽に動けており、気配は良好。きっちりと力を出せそうだ。担当の杉山助手は「大人になってきたし、心身ともに成長を感じる」と好感触で、一気の相手強化にも気後れはしていない。「この馬の力からすればそう差はないと思う。まだ底を見せていないし、現段階でどこまでやれるか」と前を向いた。
グレード制が導入された84年以降で初の牝馬Vを目指す
ルージュバック。前走の
百日草特別では上がり33秒3の末脚でレコード勝ちを収めた。「その後、2着馬の
ベルーフが
京成杯を勝った。戦わずして評価が上がっているよね」と大竹師は再度の牡馬斬りへ意欲的。1週前追い切りは、美浦Wで6F80秒3-12秒6(強め)をマーク。集中力を保ってシャープな伸び脚。このひと追いで態勢は整った。「切れが長所。輸送した方がカイバを食べるから京都もいい」と指揮官は好戦を誓った。
提供:デイリースポーツ