父が
ディープインパクトで、母は
フラワーパーク。両親合わせてGI9勝の良血馬
ヴァンセンヌが、3連勝中の勢いに乗ってタイトル獲りへ挑む。「この血統ですから期待はしていたんです。屈腱炎で長い間休みましたが、程度が軽かったのは良かった。今のところは脚元の不安はありません」と松永幹師は期待馬の急上昇に目を細める。
とりわけ前走の
元町Sは掛かり気味に進出してきた他馬につられてハミを取り、3角13番手から4角では一気に先頭とスムーズさを欠きながらのVと強い内容だった。重賞挑戦は3歳時の
京都新聞杯(12着)以来。「体全体を使って、走れるようになりました。位置はどこでもいいので、うまく脚をためて運んでほしいですね」。苦難を経て、ようやくたどり着いた晴れ舞台。師は十分な手応えを携えて臨む。
提供:デイリースポーツ