ポルトドートウィユの最終追い切りは、先週と同様に栗東坂路で2本乗り。1本目で4F76秒1と軽く“足慣らし”を行い、2本目は
パーフェクトスコア(5歳500万下)と併せ馬。朝一番の追い切り直後で荒れた馬場だったが、豪快にウッドチップをけり上げ、推進力を発揮した。最後の1Fで右ステッキ3連発。4F54秒1-39秒1-12秒8で2馬身先着した。
見届けた高野師は「全体(時計)は求めず、ラストしっかりと思っていた。口向きも問題なかったし、いい追い切りでしたね」と合格点を与える。2か月ぶりの実戦にも「背中からでんぶにかけてトップラインの筋肉が伸び、馬が良くなっている」と成長を実感。「間隔をあけながら使っているので、馬は常にフレッシュ。イライラ感もなく、トレーニングができています」と手応えは十分だ。
初コンビとなる
武豊は、1週前追い切りに騎乗し「素質はすごく感じるし、さすがだと思う。乗り味もいいし、折り合いもつく。乗りやすい」と好感触をつかむ。自身は昨年の
トーセンスターダムに続く連覇&レース史上最多の7勝目がかかるが「結構、勝っているよね。楽しみ」と期待に胸を膨らませる。
指揮官も「まだこれからの馬。今は良くなっている過程ですが、クラシックの日程はずらせないので。ここで賞金を加算して、あとはとにかく無事にいってもらえれば」と力が入る。出世レースを制し、GI制覇へと突き進む。
提供:デイリースポーツ