インカンテーションが復調ぶりをアピールした。最終リハは栗東CWで
サンディークス(3歳未勝利)を3馬身ほど追走。1角まではかなり掛かったが、向正面手前から折り合った。直線は外から馬体を併せると、最後は首差だけ抜け出した。5F67秒2-39秒2-13秒3。
羽月師は「先週しっかり追ったし、予定通り。省エネタイプで調教はあまり動かない。でも、坂路よりCWの方が真面目に走る。何の心配もなく送り出せます」と太鼓判を押した。3連勝の勢いで臨んだ前々走の
チャンピオンズCは10着に敗れた。まだGIでは力不足なのか。体調が戻ってきた今回、それがはっきりするだろう。
「今年が勝負の年。前回は10キロ増(496キロ)でしたが、もうひと回り馬体の成長がほしいですね。今回は東京への輸送があるし、490キロぐらいかな」と指揮官。さらなる飛躍を求め、再び大舞台へチャレンジする。
上がり馬
レッドアルヴィスが好調キープをアピールした。最終デモは栗東坂路で単走。
すばるS快勝から中1週を考慮して軽めだったが、ラストは弾むような脚さばきを披露した。4F55秒1-39秒8-12秒5に安田師も「上がり重点でしたが、いい動き」と納得の表情。「まだ完成されていないし、伸びしろはある。GIの見えない壁はあるかもしれないが、楽しみが大きい」と前向きだった。
提供:デイリースポーツ