「3歳新馬」(中山5R・芝2000m)
急坂で後続を突き放し、7番人気の
マルターズアポジー(牡、美浦・堀井)が2分4秒5のタイムで逃げ切った。スタートして勢い良くハナを奪うと、道中は14頭を従えて軽快なリズム。やや外へ膨れ気味に直線を向いたが、最後まで脚色は衰えることなく、ラ
イバルに追撃の余地を与えなかった。産駒の
JRA初勝利となった父
ゴスホークケンは07年の
朝日杯FSの覇者で、母は03年の
フェアリーSを制した
マルターズヒート。両親が重賞勝ちを決めた中山で鮮やかに初陣を飾った。3馬身差の2着は好位から運んだ1番人気の
ドラゴンハピネス、さらに首差の3着は中団から脚を伸ばした11番人気の
ファインドヌーヴだった。
武士沢は「気性の激しい馬。他馬に少し迷惑をかけたが、かなり強い勝ちっぷりだった」とうなずいた。
提供:デイリースポーツ