阪神JF(GI・3着)以来の実戦となる
ココロノアイ(牝3・美浦・
尾関知人)が、今週末阪神競馬場で行われる
チューリップ賞(GIII・芝1600m)に美浦から唯1頭出走を予定している。レースに向けての最終追い切り後、尾関調教師に取材した。
「前走の阪神JF(GI・3着)は輸送もうまくいきましたし、落ち着いていました。レースでは折り合いがつきましたし、外を通った方が伸びるという馬場だったのに、内から伸びてきてくれました。勝てなかったということ以外は、収穫の大きいレースでしたし、良い経験になったと思います。
昨年はいつも次走の予定が決まっていましたので、放牧に出しても短期でしたが、阪神JF後は
チューリップ賞まで期間があったので、これまでよりもゆっくりと放牧ができました。のんびりできた効果なのか、20キロほど体が増えて帰厩しました。速いところをやり出しても減りませんでしたし、飼い葉も食べています。
バランス良く増えているので、体が大きくなったようには見えないのですが、馬体重を計測してみると20キロほど増えていましたので、成長したのだなと思います。
先週、先々週とある程度馬場でやって気が入ってきましたので、今日(3/4)は折り合いがつき乗りやすい坂路で追い切りました。これまでしっかりやってきていますし、調整程度でしたが、今の美浦の坂路は負荷のかかる馬場ですし、しまいは強めにやりました。目標はまだ先なので、ここで仕上げ過ぎないように気をつけていますが、調整過程からも力を発揮できる状態になっています。マイルをずっと走っていますが、スタミナはあるとジョッキー(横山典)とも話をしています。
オークスの2400mを走れる感じで、1600mもこなしていければと思います」(取材・写真:佐々木祥恵)