さらなる高みを目指し、休み明けでも臨戦態勢は万全だ。
新馬-
東スポ杯2歳Sと連勝中の
サトノクラウン。その最終リハは美浦Wで単走。軽く仕掛けられた程度で、時計も4F54秒6-40秒0-12秒3。目立つものではなかったが、これは予定通り。1週前に主戦の福永が手綱を取り、6Fから古馬とのハードな3頭併せを消化。既に態勢を整えている。
橋本助手も「サラッと流した程度。先週、長めからしっかりと追ってありますからね。この馬の力を出せる仕上がりです。馬体は480キロ台(前走474キロ)。何の心配もありません」と仕上がりの良さを強調する。
33秒5、33秒8。デビューから2戦続けて鋭い決め手を発揮。前走の
東スポ杯2歳Sも着差はわずかに首差だったが、追いだしてからの切れ味は圧巻の一語だ。枠内駐立不良で調教再審査の制裁を受けたが、「この中間、しっかりと練習して問題はなかった」と一蹴する。
ズラリと重賞勝ち馬が顔をそろえた一戦。「重賞が増えましたからね。でも(重賞を)2つ勝っている馬はいない。まだ、うちの馬も含めて(力関係は)分からない。だからこそ、ここでいい競馬をしてもらいたい」。きっちりと結果を求めていく構えだ。
課題は初の中山コース。脚質的には実績からも東京コースの方が合っているが、「競馬が上手なタイプ。完成度は高いし、一瞬の切れ味を生かしたい」とキッパリ。3連勝で本番へ、陣営の期待は高まるばかりだ。
提供:デイリースポーツ