素軽さ満点に駆け抜けた。栗東角馬場から栗東DPに入ると、
ブランネージュは思う存分ス
トライドを伸ばす。刻んだ全体のタイムは5F63秒2で、ラスト3Fも35秒5-10秒9と文句なしに速い。
エリザベス女王杯(13着)以来、4か月ぶりの実戦でも、数字が示す通り重め感は全くない。
今回が初コンビとなる藤岡佑は、実際に感触を確かめてしっかりと特性を掌握。「調整を重ねて、先週よりも息遣いが良くなってきています。完成度が高くて競馬が上手。できれば内枠で、前に壁をつくってロスなく運びたいですね」。中山は未体験だが「機動力を生かせるはず」と、イメージを膨らませた。
前走は2200mに対する適応力の差が出たことに加え、外枠も逆風となった。実績のある1800m(2戦1勝)なら違った答えを導き出せるはずだ。「追い切りは動き、時計ともに良かったと思います。久々の分、力んではいましたが、競馬に行けば大丈夫でしょう」と藤岡師。「体が多少減った状態で帰厩したが、カイ食いはいいですし、休養する前くらいに今は戻っています。それに休み明けは問題ないタイプですからね」と前向きな言葉を並べた。
昨年は
オークス5着に
秋華賞4着。GIで掲示板を確保してきた実力派が、待望の初タイトル奪取へ-。中山攻略の道筋はくっきりと見えている。
提供:デイリースポーツ