皐月の大舞台へ向け、
ダノンプラチナが満を持して始動する。「体重はあまり増えてないけど、体に張りが出てきた。2歳時は稽古も加減していたし、カイバ食いは良くなった」と国枝師。まだ完成途上でも、中間の放牧を経て着実に成長している。
美浦Wで行われた1週前追い切りは蛯名を背に、5F67秒2-12秒7(馬なり)をマーク。馬体はひと回り大きくなっているが、太め感は見られず。脚さばきも鋭い。「しまいはしっかりやったけど、
テンションが上がらないよう、やり過ぎないように気をつけて。まずまずでしょう」と蛯名。国枝師は「今回は中山の1800mでどういう競馬をしてくれるか。今後に見通しの立つ競馬を見せてほしいね」と力を込めた。
京成杯で重賞初制覇を飾った
ベルーフ。大外から豪快に伸びてゴール前の大接戦をものにした。1週前追い切りは、栗東CWで6F83秒6-39秒1-12秒3(一杯)。併走馬に遅れたが、動きは及第点。精神的にも安定している。池江師は「(1週前の)動きはもうひとつでしたが、全体時計は出ているし、これで十分でしょう」と納得顔。「最近は調教でバカつく面がマシになってきたし、肉体的にも、首差しあたりに伸びが出てきましたよ」と成長線を実感している様子。ここでも結果を出して春のクラシックに乗り込む構えだ。
提供:デイリースポーツ