――最終追い切りを終えました。今回の内容は?
矢作 今回は徐々にあげていくという調整をしましたので、今日は目一杯調教しました。
――前走と比べて現在の状態は?
矢作 前走は
阪神カップから(レース間隔が)空いていました。前回もよかったので、大きな上積みを言われるとどうかな?とは思います。
――この馬の完成度は?
矢作 いや、難しいなぁ。あまり変わらない馬なんで。ただ、精神的にだいぶ落ち着いてきたかな、という感じはします。
――前走を振り返ってください
矢作 内枠はいやだったんですけど、かつスタートもよくなくて「負けパターンだな」と思っていたんですね。結果的にはそれが幸いしたのか…それ以上にやはり状態のよさが結果に結びついたのかなと思います。
――前走はGI馬を負かしましたが?
矢作 でも、GI馬は58キロ、こちらは56キロと斤量差があった。それは計算していたのでね。今も挑戦者の気持ちです。
――中京の馬場については?
矢作 ある意味、難しい馬場ですね。適性が出る馬場だと思います。単なるスピードでは押し切れないと思います。
――1200mという距離については?
矢作 初めての1200m。不安に思うよりむしろ新たな境地を開く、新たな適性を見出すという
ポジティブな考え方でいきたいと思います。
――ペースについては?
矢作 速くなって欲しいですね。
――レースのポイントは?
矢作 自分の競馬をするしかないと思っています。ただ、1200なのでね、スタートは出て欲しいと思っています。
――デムーロ騎手への指示は?
矢作 しません。馬の特徴をわかってくれていますしね。
――最後にひとこと
矢作 よくここ(GIの舞台)に戻ってきてくれたな、と思います。ちょっと体調がよくない時期がありましたので、ひじょうにいい状態でいい雰囲気の中でGIを迎えられるのは嬉しいです。初めての1200m、ひじょうに興味深いレースだと思っています。ぜひ、中京競馬場に来て頂いて応援していただけたらと思います。頑張ります。(文:花岡貴子)