西園正都厩舎としても稀なパターン、レース週の木曜日に最終追い切りを行うことになった
ハクサンムーン。「前走(
オーシャンS)が土曜競馬で水曜日に追い切りましたが、木曜日が運動だけ、金曜日に輸送というパターンで調整がしやすかったので、今回も追い切りからレースまでの間隔が詰まるような日程を選んで、木曜追いにしました」と理由を説明する
西園正都調教師。
追い切り時間はいつも通り、坂路馬場が閉鎖となる直前の11時前。強い日差しに表面のウッドチップが乾き、走った後には蹄跡が残るような馬場。表面が軽く、中身が締まった、ちょうど走りやすい馬場だったとはいえ、4F51.8〜3F37.9〜2F24.4〜1F12.2秒は評価すべき時計。ゴール前は何発もステッキが入れられており、いかにも渾身の仕上げという印象だけに、悲願のGI制覇に向けて、しっかり態勢は整った。(取材・写真:井内利彰)