着々と態勢は整いつつある。
リアルスティールが自慢の決め脚で1冠奪取に挑む。
スプリングSは2着に終わったが、遅いペースを利した勝ち馬に首差まで迫り力を示した。「結果は悔しいが、中山を経験できたし、前哨戦としての内容は良かった」と柿崎助手は敗戦を前向きに捉える。1週前追い切りは、栗東CWでダイナ
ミックな動きを披露し6F80秒9-11秒8(一杯)。準オープンの僚馬に半馬身遅れたが、相手は攻め駆けタイプで心配はない。「(1週前は)今までで一番負荷をかけたが、追い切り後はケロッとしていた。前走後に出たコズミも解消されたし、ここでいい結果を」と本番での巻き返しに自信を見せた。
毎日杯で重賞初制覇を飾った
ミュゼエイリアン。中2週となるため、出走には慎重だったが「ダメージはなさそう」と黒岩師は
ゴーサインを出した。1週前追い切りは、美浦Wで4F52秒4-12秒7(馬なり)。間隔が短いためサラッと。脚さばきに硬さは見られず上々の気配だ。「(1週前は)体調を整える程度の調整。気負いがなく、とてもいい感じだった。一戦ごとにレース運びが上手になってきたのは心強い。上積みは求めず、前走と同じくらいの出来で臨めれば」と控え目な口ぶりだったが、好調キープを約束した。
提供:デイリースポーツ