05年
ディープインパクト以来の無敗Vへ。関東期待の
サトノクラウンが堂々と主役を張る。出世レースの
東スポ杯2歳S-
弥生賞を制し無傷の3連勝。「課題は見当たらない」と橋本助手が完成度を評価する逸材が、自信を胸にクラシック第一弾へ出陣だ。1週前追い切りは、美浦Wで6F83秒7-12秒1(直一杯)。追いだされると極上の切れを見せた。本数を重ねるごとに気配も上向き、ほぼ万全の態勢だ。負荷をかける意欲的な内容に「長めからやりました。動きは鋭かったですね。順調にきていますよ」と橋本助手。中間の追い切り本数は決して多くないが、徐々に馬体は締まってきた。
新コンビを組むのは3月から
JRAに移籍したルメール。デビュー週には
大阪杯を
ラキシスで制するなど、いきなり存在感をアピールした。心強いパートナーを背に名馬への階段を駆け上がっていく。
今季の始動戦となった
スプリングSは3着に敗れた2歳王者
ダノンプラチナ。国枝師は「最後に伸び切れなかったのは休み明けの影響だろう」と敗因を分析。1週前追い切りは、美浦坂路で4F56秒0-14秒1(強め)。ガラッと変わった印象はないが、タフな馬場でも粘り強く伸びていた。「(1週前は)時計を要したが、雨が降って重い馬場だったからね。負荷は十分にかかっている。実戦を使ったことで馬はピリッとしている」と指揮官はひと叩きした大一番での巻き返しに期待を寄せた。
提供:デイリースポーツ