第75回
皐月賞に出走する
ドゥラメンテ(牡3・美浦・
堀宣行)を管理する
堀宣行調教師と
ミルコ・デムーロ騎手の記者会見が、4月16日(木)に、美浦トレーニングセンターで行われた。
堀宣行調教師。
「
共同通信杯(2着)の後、ノーザン
ファームしがらきに放牧に出しました。
皐月賞を目標に1か月前に帰厩して予定通りに来ています。この馬は
サトノクラウンと比べても決して学習能力が低いわけではないのですが、気性が強くて納得して理解するまでは少し時間がかかる馬です。最初の入厩から放牧を繰り返しながら、どんどんメンタルの方は落ち着いてきました。決して早い時期からの血統ではないと思いますが、馬体も順調な成長を見せてくれています。
去年の秋、ゲートの再試験になりました。
サトノクラウンと違って、ゲートを根本的にやり直す必要があり、そちらの方に時間を割かざるを得ませんでした。その中で東京で2回(
セントポーリア賞と
共同通信杯)使い、
共同通信杯には中1週と、かなりメンタル的には厳しい状況の中で、今後に向けてゲートは憂いのないようにしておきたいというのがありまして、このようなローテーションになりました。
共同通信杯の後は、間にもう1回レースを挟むと良い状態で
皐月賞に行けませんので、そこは良い状態で行ける方法を優先しました。特段中山を避けていたわけではありません。ゲートは練習では完璧で、競馬でも前回石橋騎手がしっかり課題をクリアしてくれていますし、ゲートに関しては大丈夫だろうと思います。
前走で折り合い面に不安を出していますので、今日は馬の真後ろにつけて折り合いをつけました。今日の目的はそれがほとんどで、ジョッキーにはそのあたりの感触をつかんでもらえればと思いました。馬の真後ろにつけて、4分の3馬身くらい後ろからもう1頭がプレッシャーをかけていましたので、その関係で馬体を外に併せるという形でした。少し行き出しは遅くなりましたが、その辺はジョッキーが意図してやったことで、終いに向けて早くハミを取って良いス
トライドで伸びてくれたと思います。『指示通りじゃなくてごめんなさい。自分で考えてやりました』とジョッキーは言っていました。でもデムーロ騎手とは、上手にコミュニケ―ションは取れていましたね。
最初入厩した時は、普段も立ち上がったり、元気が良いというよりは我儘で自由にしてきた馬でしたが、初めと比べて落ち着いてきましたし、メンタル面の成長が1番大きいかなと思います。まだまだ粗削りというか、しっかりコントロールがきいているとは言えない面もありますけど、爆発力がセールスポイントでしょう」
ミルコ・デムーロ騎手
「(今日の追い切りは?)1頭が前で僕が2番手で、後ろの馬がちょっとプレッシャーをかけて、直線3頭で併せましたが、反応も良かったですし
テンションも良かったです。
これまでのレースのVTRは全部見ました。すごく良い馬、だけどちょっと難しいところがあります。前走は引っ掛かっていました。でも今日は折り合いもついて、すごく良かったです。すごく良い馬ですけど、競馬は初めて乗るので、まだわからないところもあります。
ダイワメジャーや
ネオユニヴァース…難しい馬が大好きです。だからとても楽しみです。
(これまで乗ってきた中で似ている馬は?)それはちょっと難しい問題ですね。
ネオユニヴァース(笑)。ネオは
皐月賞を勝ちましたし、この馬は強い馬です。
(
皐月賞に対するイメージは?)イメージは今はないです。競馬は何回か乗っていますけど、外枠、内枠、ペースによって変わります。イメージは今はわからないです。馬のイメージはあります。この馬は何でもできるような、すごい良い馬です。
(中山2000mのコースについては?)中山2000mはとても難しいです。外枠、内枠、ペースによって変わりますし、直線はたまにスペースがなかったり、本当に難しいコースです。でももちろん楽しみです。競馬はいつも楽しみです。
(内めと外めの枠、どちらが良いですか?)内枠は良いけど、この馬はたまに出遅れます。出遅れない場合は内枠が1番良い、出遅れたら外枠が良いです。
(難しい馬に乗るコツは?)なぜ難しいのかという理由を考えて、そうならないように教育しながら乗るというイメージで騎乗しています。今日は追い切りで初めて乗りましたが、特に癖もありませんでした。ペース、枠順、スタートによってどんどん変わってくるので、今はあまりイメージはしていませんが、今日は反応も良かったですし、言うこともきいてくれたので、今のところは問題ないと思います。
(これまでの4戦は東京の左回りでしたが、今回の右回りの中山は?)問題ありません。東京の左回りのレースも見ましたけど、でも今日の追い切りでは問題ありませんでした。
GIはみんな勝ちたい、もちろん
リアルスティールはすごく良い馬で、
サトノクラウンもすごい走る馬です。でもGIは皆が勝ちたいレースです。僕は自分の乗る馬が大好きです。もちろんGIで勝ちたいです。
桜花賞(
クイーンズリングで4着)は残念でしたが、今回またチャンスがあります。本当に頑張ります」
(取材・写真:佐々木祥恵)