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シングウィズジョイ快勝でオークスへ、内田博「距離OK」フローラS

デイリースポーツ
  • 2015年04月27日(月) 12時00分
 オークストライアル「第50回フローラS・GII」(芝2000m)は26日、東京11Rに18頭で争われ、2番人気のシングウィズジョイ(栗東・友道)が、500万下→重賞と連勝を飾り、樫の切符を獲得した。絶好のスタートを切ると、外から先手を主張したグリシーヌシチーを行かせて2番手で運ぶ。4コーナーで前を射程圏に入れ、直線で外から並びかかると、抜群のタイミングでスパート。ゴール前では内から1番人気のディアマイダーリン(2着)が迫ってきたが、何が何でも抜かせず首差しのいでゴールに飛び込んだ。勝ちタイムは2分1秒8。さらに首差の3着には3番人気のマキシマムドパリが入線。この上位3頭にオークス(5月24日・東京、芝2400m)への優先出走権が与えられる。

「ハナでも良かったが、外から来たから番手に。もう少しリラックスしてくれればと思ったが、途中で息が抜けてリズム良く走ってくれた。いい枠に入ったし具合も良かった。うまくかみ合ったね」と内田博は満足げに振り返る。

 友道師は「前走あたりから状態がすごく上がっていた。ポンと出てあの位置で折り合える。デビュー前から桜花賞よりもオークス向きと思っていた馬。母に体形も性格も似ている。普段はおっとりしていて扱いやすいが、競馬に行ったら並んでの勝負根性がすごい」とうなった。

 シングライクジョイの母シングライクバードは08年のフローラSで5着に敗れ、本番の出走権を逃した。母を手掛けたのは田代算秋(かずあき)元厩務員。ジョイの担当は息子の一成助手だ。人馬とも親から子にリレーしての、オークス制覇がかかっている。

 内田博は友道厩舎のヴィルシーナヴィクトリアマイルを連覇した。厩舎との相性が抜群にいい。「器用でスッと先行できる。自分で競馬をつくれるから距離はOK」と桜花賞組へ挑戦状を叩きつけた。

提供:デイリースポーツ

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