休み明けの
日経賞で4着に敗れた
サウンズオブアースだが、「前走は久々の分、反応が鈍かったし、直線でも詰まるシーンがあった。それでも、本番に向けて悪い内容ではなかったと思う」と藤岡師は及第点を与える。栗東坂路の1週前追い切りでは、併せ馬で2馬身半先着を果たし、4F54秒2-12秒4(一杯)。活気あふれる姿を見届けた指揮官は「1週前は十分に負荷をかけられた。京都はいいですね。距離も心配していません」と力を込めた。タイトルはまだ無縁だが、昨年の
菊花賞2着をはじめ高い素質はすでに証明済み。強敵ぞろいの一戦だが、全く引けは取らない。
ラストインパクトの1週前追い切りは、栗東CWで6F81秒6-12秒3(一杯)。僚馬を追走する形から追い比べで0秒6先着。勢いのあるフォームで状態の良さを印象づけた。「体に実が入って大きくなっている。具合は良さそう。今は折り合いがつくようになっているので、3200mの距離については心配していない。安定感が出てきたし、ここもいい競馬をしてくれると思う」と松田博師。3000m以上の距離では(4)(9)(3)着とワンパンチを欠いているが、乗り慣れた川田に戻れば、もう一歩前進が可能だ。
提供:デイリースポーツ