天皇賞・春3連覇を目指していた
フェノーメノ(牡6・美浦・
戸田博文)が、4月29日朝、ウッドチップコースでの最終追い切り後に、右前脚の繋靭帯に張りを帯びたために、同レースの回避が決まった。
戸田調教師の話。
「追い切りの後の上がり運動は問題なかったのですが、手入れが終わったあたりで右前が少し張ってきました。獣医を呼んでチェックをしてもらったら、触診反応がありましたし、まだ正式な診断名は出ていませんが、回避することにしました。以前、繋靭帯を痛めた時は、右前ではなく左前でした。
いつもは木曜日に追っている馬が、今回は水曜日の追い切りということで、思ったよりも馬場が悪かったのと、負荷をかける意味で、ハロー明けの馬場が良い時間帯に追い切らなかったことが仇となったのかもしれませんが、原因ははっきりわかりません。今後については、様子を見て決める予定です」(取材・写真:佐々木祥恵)