第151回
天皇賞・春(GI・芝3200m)に出走予定の
フェイムゲーム(牡5・美浦・
宗像義忠)を管理する
宗像義忠調教師と騎乗する
北村宏司騎手が会見に応じた。
宗像調教師。
「今日(4/29)は、ウッドチップコースで3頭併せで追い切りました。あまり間隔をあけずに馬のすぐ後ろを追走させて、直線、ゴール近くで並べるという形で予定通りでした。先週よりもより実践的に、馬に近づけて走らせて並ばせる時の感じを見たかったのですが、スッと並んで反応もしてくれて、馬にやる気は見られたと北村騎手も言っていました。
前走の
ダイヤモンドS(GIII・1着)はお陰様で良い競馬ができました。ある程度距離がありますと、なかなか頑張れるタイプだと思います。
ダイヤモンドS後は放牧に出ました。放牧から帰ってきてからも、毎週稽古ができていますし、順調に来ています。
(昨年は6着でしたが?)GIに行きますとメンバーが強化されますからね。(去年から成長をしているのでは?)強い相手と戦ってきて、揉まれてきていることは確かだと思います。
(枠順、レースの流れに注文は?)特にないです。去年挑戦させてもらって今年は2回目になりますが、騎手も一緒で人馬ともに経験しているのは良いかなと思います。北村騎手もコンビを組んで長いですから、いろいろ癖も知っていますし、良いところも悪いところもわかっていると思いまし、あとは騎手に任せます。
レースに向けて態勢が整いましたので、頑張ってくれると思います。応援よろしくお願い致します」
北村騎手。
「坂路をサラッと1本乗った後に、同じ厩舎の馬に誘導してもらって、3番手から最後に並ぶような感じでしたが予定通りだったと思います。特に指示はなかったのですが、先々週、先週と2週続けて乗った時点である程度体もできていましたので、調整する程度で済ませました。どちらかというと調教は自分から進んでは動かないですし、あまり気配を表に出すことはないのですが、一連のレース前の感じからしても順調にきたなと思います。
前走(
ダイヤモンドS・GIII)は斤量を背負っていましたが、連覇してくれました。(長い距離への適性、スタミナを窺わせる内容でしたが?)そうですね、そう思います。スタミナに関しては自信を持っていいと思いますし、ずっと乗せてもらっていますので、馬の感じもわかってきました。
(淀の3200mにはどういう印象を?)去年も乗せてもらったのですが、差のない競馬である程度やれるのではないかと思っていましたし、こなしてくれると思います。
また今までとは違うメンバーでやりますけども、この馬自身もいろいろなことを経験してきてこなせるようになってきましたので、楽しみにレースを迎えられると思います」
(取材・写真:佐々木祥恵)