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良血レーヴミストラルが制す、鞍上川田「馬のリズムを重視した」/青葉賞

デイリースポーツ
  • 2015年05月03日(日) 12時00分
 超良血馬が皐月賞組に挑戦状を叩きつけた。「第22回青葉賞・GII」(芝2400m)は2日、東京11Rに18頭で争われ、1番人気に支持されたレーヴミストラル(栗東・松田博)が未勝利Vからの3連勝で重賞タイトルを獲得。09年に制した半兄アプレザンレーヴと、レース史上初めての兄弟制覇を決めた。五分のスタートを切ると、道中は中団やや後方の外。勝負どころでスムーズに進出すると、直線半ばからはタンタアレグリアヴェラヴァルスターとの競り合いに。川田の豪快なアクションに呼応してひと伸びを見せ、外から2頭をねじ伏せた。勝ちタイムは2分26秒9。半馬身差の2着は4番人気のタンタアレグリアで、この上位2頭がダービー(31日・東京、芝2400m)への優先出走権を獲得。競り合いから遅れた5番人気のヴェラヴァルスターがさらに半馬身差の3着に続いた。

 とても初コンビとは思えないほど、川田は冷静だった。道中は中団から後方の位置取りになったが「どうしても前半は進んで行かないので、馬のリズムを重視した」と全く慌てなかった。エンジンをかけたのは直線に入ってから。それでも「早めに抜け出すとフワッとする面がある」と、追いだしをギリギリまで待ち、最後の最後に半馬身かわして勝利を決めた。

 来年2月で定年を迎える松田博師にとって最後となる競馬の祭典。鞍上は「松田先生の最後のダービーに出走させることができて、ホッとしています」と安堵の笑みを浮かべた。

 半姉レーヴディソールも10年の阪神JFをV。厩舎ゆかりの血統馬で初のダービー制覇を目指すが、指揮官に浮かれた様子はない。管理した00年Vのカーネギーダイアン(ダービー7着)は「2度の(東京までの)輸送がこたえた。そこを乗り越えられるように調整していきたい」と、大一番へ万全の態勢を敷く構えだ。

提供:デイリースポーツ

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