グランシルクの1週前追い切りは、美浦Wで5F67秒1-38秒7-13秒2(馬なり)。楽な手応えのまま併走パートナーを突き放したように目下の充実ぶりが伝わってくる好内容。「中3週続きなので、1週前はしまいの反応を確かめる程度だったが、動きはとても良かった。落ち着いているし、馬体にも張りがあっていい感じだよ」と見届けた戸田師も満足げ。前走のニュージーランドTでは発馬で大きく出遅れたが、「ゲート練習でもおとなしく、いい形で調整ができている」と心配はなさそうだ。
ミュゼスルタンは昨夏、粒ぞろいの
新潟2歳Sを制覇。6カ月半ぶりとなった復帰戦の
スプリングSを叩かれ、状態は確実に上向いている。「前走は久々だったし、ペースも向かなかった。その後は
皐月賞をパスしてここを目標に」と大江原師。美浦Wの1週前追い切りでは、鋭い反応を見せて6F83秒7-39秒2-12秒5(一杯)。「レースまで中6週あるのでしっかりと乗り込み、思い通りの調整ができた。マイル戦ならGIを勝てる力はある」と指揮官は大きな期待を寄せる。
提供:デイリースポーツ