第20回
NHKマイルC(GI・芝1600m)に出走する
グランシルク(牡3・美浦・
戸田博文)について、
戸田博文厩舎の斎藤吉則調教助手の共同記者会見が、美浦トレーニングセンターで行われた。
斎藤吉則調教助手。
「(最終追い切りについて)レースの間隔もそんなに開いていないので、あまり
テンションを上げ過ぎないようにという感じでした。落ち着きがありましたし、最後まで無理をしないで感触を確かめる内容でしたが、体を使って本当に良い動きでした。
(2歳時と変わってきたところは?)体が成長してしっかりしてきたこともありますが、距離がマイルに替わって良い競馬ができるようになりました。距離適性が1番大きいと思います。以前は瞬間的にガーッとなりやすいところがあったのですが、折り合えるようになってきていますし、そのあたりも成長していると思います。
(前走のニュージーランドT・2着について)ちょうど立ち上がった時にスタートが切られて大きく出遅れて、競馬的にはちょっと無理かなと思ったのですが、ジョッキーも終い勝負にかけ、勝ち馬には届かなかったですけど、最後はこちらもビックリするくらいの良い脚を使ってくれました。能力の高さを確認できました。
(東京のマイルについて)東京コースは経験済みですし、前走の脚を見ると合っているのかなと思います。稽古でも右も左も得意不得意はないので、左回りでも全く問題はありません。
元々ゲートが悪い馬ではないので、前走のように大きく出遅れることはないと思います。普通に流れに乗って折り合っていければと思います。終いを生かす競馬になると思いますので、枠順自体はあまり関係ないでしょう。終いが切れる馬なので、良馬場に越したことはないです。戸崎騎手も折り合えればすごく良い脚を使えるということが前走でわかったと思いますので、その点を生かしてもらえればと思います。
まだ気性的に若さがあって良くなるのはまだ先になると思いますが、現時点では良い状態で出走できそうです。応援よろしくお願い致します」
(取材・写真:佐々木祥恵)