桜花賞を制し、
オークスで二冠を目指す
レッツゴードンキ。14日に行われた1週前追い切りでは岩田騎手を背に坂路で終い重点で乗られた。全体で53秒9、上がり1ハロンは12秒3という内容。岩田騎手は「反応は凄くよかった。気持ちがカリカリしていないのがいい」と愛馬に手ごたえを感じていたようだ。
普段の調教を担当する西原助手によれば、
チューリップ賞の前後は少々神経質になっていたそうだ。
「
チューリップ賞は、馬場も悪かったですし道中ハミを噛んで力みながら走っていました。レース後は疲れもあって余裕がなさそうでしたよ。馬房で人が近寄っても逃げるかんじで神経質な面をみせていました」
しかし、
桜花賞ではマイペースで逃げる競馬ができたこともあり、反動もほとんどなかったそうだ。
「
桜花賞では道中は
リラックスして走れていましたね。レース後、心身ともに必要以上に消耗したところもなく、ゆったりしています」
その後も順調に調整を重ねている。
「2週前の追い切りの段階で、結構仕上がっているな、と感じました。だから、気持ちに余裕を持たせるために攻めすぎないように意識しました。1週前の追い切りの後も、引き続き
リラックスしていますね。
オークスでは距離も延びますし、引き続き、今のいい状態を維持させながら調整していきます」
2400という距離については「3歳春の牝馬同士、距離が延びる条件はみんな一緒ですし問題ないと思います。これまでのレースでも調教でも、終い脚が上っているかんじはしませんしね」と特に問題にしていなかった。
「東京も輸送も経験している。キャリアが豊富なのは強みですね。ドンキはとても頭がいいんです。だから、機嫌よく、余裕を持たせた体調を維持してあげれば、自分のレースをしてくれると思います」
(取材・文:花岡貴子)