オークス(GI・芝2400m)に出走予定の美浦所属各馬について、関係者に取材した。
ディアマイダーリン(牝3・美浦・
菊沢隆徳)について、
菊沢隆徳調教師。
「前走は
トライアルの
フローラS(GII)で、2着とよく頑張ってくれました。
オークスの出走権を取れて良かったです。前走後は、レースの疲労を取るのに重点を置き、
オークスに向けて調整をしました。
先週は、感触を掴んでもらうために福永騎手に来てもらいました。良い感触を掴んでくれたようです。今週の追い切りは、単走でメリハリをつけた内容でしたが、手応え、動きともに良かったです。前走時も状態は良かったですし、今もそれを維持しています。優れた心肺能力を持っていて、牡馬に負けないくらいの頑張りを見せてくれる馬です。東京競馬場は得意ですし、2400mも大丈夫ではないかと思います。この馬の力を十分発揮できるよう、調整していきます」
ノットフォーマル(牝3・美浦・中野栄治)について、
黛弘人騎手。
「
桜花賞(GI・5着)では、結構出していって2番手で折り合いがつきました。馬の勢いを引っ張り殺してしまったら良くないと思っていましたが、リズム良く走れました。最後は頑張ってくれましたね。どのようなレースをするかは先生と相談してからですが、気を乗せていかないとフワフワしてしまいますからね。ムキにならないですし、掛からないので距離に不安はありません」
トーセンラーク(牝3・美浦・菅原泰夫)について、
江田照男騎手。
「先週の追い切りも仕掛けた時の反応が良かったです。今週(5/20)の追い切りは少し仕掛けて終いの反応を見る感じでしたが、状態は良さそうです。2400mはプラス材料とは言えないので、その課題をどうクリアするかになりますね。これまでのレースを見ればどのような馬かわかりますし、2400mをどう乗るかの作戦を立てようと考えています。折り合いはつくと思いますし、乗りづらい感じはなさそうですね」
トーセンナチュラル(牝3・美浦・
古賀史生)について、
古賀史生調教師。
「前走の
スイートピーS(OP・2着)は、力んでいたところもありましたが、馬群で上手に我慢ができました。それが終いの脚にも繋がったのでしょう。中2週の競馬で、イレ込まないかが鍵となりそうですが、スムーズなレースで力を出せればそれなりに走れるのではないでしょうか」(取材・写真:佐々木祥恵)