府中の杜で力を誇示した。「第76回
オークス・GI」(芝2400m)は24日、東京11Rに17頭(
トーセンナチュラルは出走取消)で争われ、3番人気の
ミッキークイーン(栗東・池江)が2分25秒0のタイムで重賞初制覇をGIで飾った。道中は中団を追走し、直線半ばからは1番人気
ルージュバック(2着)、6番人気
クルミナル(3着)と3頭の争いに。最後は力強く差し切って3/4馬身差をつけた。なお、
クルミナルは2着馬から半馬身差でゴール。2番人気に支持された
桜花賞馬
レッツゴードンキは好位のインを運んだが、伸びを欠いて10着に敗れた。
ニューヒロインの誕生だ。3頭の意地がぶつかり合った最後の直線。火花散る猛烈なたたき合い制して、
ミッキークイーンが樫の女王に輝いた。「この馬の実力を証明できてうれしい」。澄み渡る青空の下、殊勲の浜中が晴れ晴れとした表情を見せた。
3頭による抽選で唯一除外となった
桜花賞の無念を晴らすべく、必勝を期して臨んだ。「この馬の方が切れるという自信があった。
桜花賞に出られなかったのは(賞金を加算できなかった)自分にも責任があると思っていたので良かったです」。ウイニングランでは両手を天に掲げ、スタンドにゴーグルを投げ込んで喜びをアピールした。
体重を20キロも減らした
クイーンCの反省を踏まえて、中間は馬体維持を念頭に調整。当日馬体重430キロ(前走比プラス4キロ)が示す通り、万全の態勢で大一番に臨むことができた。牝馬クラシック制覇は初めてとなった池江師は「ジンクスが解けた(笑)。これからは牝馬も勝つよ」と高らかに宣言。今後は休養を挟んで、
秋華賞(10月18日・京都、芝2000m)を最大目標に掲げる。
父ディープインパクト譲りの末脚に磨きをかけ、意気揚々と2冠奪取に向かう。
提供:デイリースポーツ