(7)
レーヴミストラル=1カ月足らずでの東京への再輸送。「性格的におとなしい馬なので、輸送は全然気にしないんです」と大當助手は胸を張る。今回が松田博師のラストダービー。「厩舎一丸となって恩返しをしたいという気持ちでいるんです」と熱いセリフを口にした。
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ベルラップ=関西勢では最後に東京へ到着。
皐月賞は14着と崩れたが、野本助手は「
弥生賞(9着)と同じ馬房だった影響もありイレ込んだもの。今回はおとなしい」と胸をなで下ろす。天気予報は回復傾向にあるが「雨が降って渋ってくれないか」と天の恵みを希望していた。
(9)
コスモナインボール=ソフトな調整で大一番に臨む。レース前日は馬場に入らず、厩舎周りの運動にとどめた。和田雄師は「前走から中2週になるし、本番までにしっかり元気をためるための調整。あとは少しでも雨が降って、時計のかかる馬場になってほしいのだが」と空を見上げた。
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ミュゼエイリアン=土曜朝に美浦を出発し、東京に移動した。「いつも通りの前日入り。順調です」と黒岩師。レース当日の天候が気になるところだが「いい天気でできれば」と良馬場を希望する。08年の
ジャパンCを制した
父スクリーンヒーローのように府中の12Fで輝けるか。
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サトノクラウン=美浦坂路を4F75秒5で駆け上がった後に美浦Dを半周。
皐月賞は6着と1番人気を裏切ったが、中間の調整は陣営の青写真通りにきている。橋本助手は「暑さもあって少しピリピリしているが、元気はいい。歩様もしっかりしている」と説明。態勢に抜かりはない。
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アダムスブリッジ=初の長距離輸送にも動じず「普段はやんちゃだけど、落ち着いていますね」と知久調教厩務員は胸をなで下ろす。今回は
若葉S3着以来、2カ月半ぶりの実戦。「爪の具合は大丈夫。掛からないから距離も平気。これがいい経験になれば」と無欲の挑戦を強調した。
提供:デイリースポーツ